高向御頭神事の概要

  早朝、「神の間」から雄雌二体の御頭(獅子頭)が持ち出されます。日中、その御頭を持って「七起の舞」の奉納や、「布久目物」が行われます。そして夜に、日中に集めた邪気を斬祓い場にてとり祓い、御頭は神の間に返還されます。

大社(かみ)鏑社(かぶら)

 子頭は当区では『お頭さん』と親しみを込めて呼ばれており、雌雄二体それぞれ、雄は『大社(かみ)さん』、雌は『鏑社(かぶら)さん』と呼ばれ、普段は神庫に保管されています。30kg近い重量があり、大社さんの方が少し頭が大きく、重くなっています。



祷屋番(とやばん)

 高向御頭神事は、高向大社の御分霊を自宅前にお迎えし一年を通してお世話をする祷屋の制度が維持されています。祷屋が自宅の玄関先に御分霊を祀る「おわけさん」を祭壇し、祷屋番として奉仕します日中には、この祷屋で七起の舞が奉納されます。